CO.HACHIOJI元気な企業インタビュー

第10回 (有)ファン・ファクトリー

五感に訴える映像と音響が織りなすハーモニー

取材先 (有)ファン・ファクトリー(イベントプロデューサー 知久淳一 (イベントコーディネーター 大平富美子))

所在地 八王子市横山町25-1-504

電話 042-631-1316

e-mail planning@funfactory.co.jp

URL http://www.funfactory.co.jp

 ファンファクトリーロゴ

 学生を採用するための会社説明会やキックオフミーティング等、企業が主催するイベントやプレゼンテーションには聞き手をひきつけるための様々な工夫が凝らされている。こうしたイベントに”映像”と”音響” “照明”で息吹を与える会社が、イベントプロデュースを手がける有限会社ファン・ファクトリーである。今回は、ファン・ファクトリーで主にイベントの企画、コーディネイトを手がけている大平富美子(おおひら ふみこ)さんと、映像制作、音響、照明のデザイン及びステージ演出を手がけている知久淳一(ちく じゅんいち)さんにお話を伺った。

 

 

「小見出しを記入1」

最近の企業が主催するイベントを見ると、その映像と音響の迫力に圧倒される。会場では音響と共に振動を加えるなど、まさに人間の5感にうったえてくる。人間の第一印象の90%は視覚、5%が聴覚であると言われ、その意味において映像と音響、照明は重要な位置を占めている。
 大平さんは、「私たちの使命は、イベントを通じてその企業が学生達にとっていかに魅力的な企業であるか表現することです」と語ってくれた一方で、「そうかといって、うそはつけません」とも。当たり前のことかも知れないが、そのバランスはとても難しい。だからこそ、ファン・ファクトリーが企業からイベントプロデュースの依頼を受けると、まずその企業をとことん理解することから始める。その作業を通じて、企業のコンセプトやカラーをイメージしていくのだ。ファン・ファクトリーの仕事は、企業のメッセージを聞き手に伝えるためのインターフェースになっているのだ。
 

 

息が合っているコーディネーターとプロデューサー

迫力のあるイベントは、どのようにして生み出されるのだろうか。平成4年に設立されたファン・ファクトリーは、たった4人の社員で事業活動を行なっている。その中で、主になっているのが大平さんと知久さんだ。大平さんは、会社設立以前に司会業や企業内教育の仕事の経験を通じてマニュアルや台本づくりのノウハウを蓄積した。その経験からファン・ファクトリーでは、クライアント様との内容調整や各業者間との進行管理を担当し、現場ではディレクターとなる。 一方、知久さんはかつてテレビ局の映像技術を担当し、その後つくば科学万博では大手通信会社のブースでさらに技術を磨いた。その経験・技術を活かし、ファン・ファクトリーでは映像制作と音響、照明のデザイン及び演出を担当、現場では舞台監督となる。このお二人の息がぴったり合っているからこそ、映像、音響、照明そして舞台展開のタイミングが一体となり、より魅力的なイベントとなっているのだ。

 

 

クライアントの要求に応えるため、新技術やアイデアを追い求める日々

イベントだからといって、何でも派手にやればいいというものではない。そこには企業のカラーがあるし、企業の担当者が求めるイメージや伝えたいメッセージ、そしてコンセプトがある。「10年以上のお付き合いを頂いている企業様がありますが付き合いが長くなればなるほど、特に映像等はより新鮮でインパクトの強い切り口や作品が求められますよ」と知久さんは語ってくれた。企業の期待に応えるため、常に新しい技術やアイデアを求めることに余念がない。
 また、今や情報化社会であり、良くも悪くも情報のネットワークが強化されている。例えば採用イベントであれば学生も、企業のイメージや採用イベントに出席した感想などをネットを通じてお互いに情報交換している。「昔と違い今の学生さんは、とてもシビアですね」と語る大平さんは、採用イベント終了後も無事金の卵を獲得されたという結果を聞くまでは終わった気がしないという。それだけに、「外部の人間でありながら良い結果がでれば、少しでも企業に貢献できたという喜びがある」と、まさに企業の人事部と同じ立場でイベントに携わっているのだ。

 

次なる展開、それは店舗デザインと映像とのコラボレート

■ 大平さんは、採用イベントやキックオフミーティングといった企業のイベントで培ったノウハウを活かして、今後は大学の新入生獲得に向けたイベントも手がけてみたいと考えている。こうした、イベントプロデュースの経験を活かした展開を図る一方で、ファン・ファクトリーは、新境地を開こうと模索し始めた。

その新たな展開とは、美容室やエステティックサロンなどの店舗デザインや建築デザインと映像とのコラボレートだ。技術の進歩でディスプレイの薄型化が進み、店舗のインテリアとして何ら違和感がなくなってきている。そこに、コンテンツ制作に限らずシステムデザインにも熟知のノウハウを活かして、店内だけでなく店外へ流すオリジナルのイメージ映像や商品等の情報映像を提供し、当然、販促に繋げるお手伝いができればとのこと。 またタッチパネル式サムネイル型映像情報端末システム(Quick Vision)を企画制作し、もちろんメニュー画面からクライアント様のイメージに合わせたオリジナル映像で制作、低価格化を実現した。ご希望があれば筐体も空間コンセプトに合うようオリジナルを作れるという。

「常にオリジナル性を表現し、内装とリンクさせた”空間演出”を手がけてみたい」と、すでにいくつかのプロジェクトを立ち上げており、実現は間じかだ。また、「八王子市内の企業のプロモーションにも貢献できればいいですね」と地元企業とのコラボレートにも積極的である。企業のロビーや店舗で、表現力豊かな映像と音響に包まれる日はもうそこまで来ている。

 
編集後記
JR八王子駅前のマンションの一室で、事業を営んでいるファン・ファクトリー。室内に一歩踏み込むとそこには、映像や音響の編集機器やパソコンがところ狭しと並んでいた。百聞は一見にしかずということで、早速今まで手がけてきたイベントの映像を見せていただくと、IT関連企業から金融機関など、それぞれの”イメージ”が効果的に表現された迫力ある演出に我々一同引き込まれてしまった。 今まで「@Co.Hachioji」では市内の元気な企業を紹介してきたが、そうした企業とファン・ファクトリーが結びつくことでよりインパクトのある情報発信ができれば、非常に面白いと思う。
(取材日2002年6月24日)